長崎新聞 元旦紙面掲載 玉木学園理事長 鬼塚謹吉トップインタビュー
2024年が幕を開けました。
毎年、長崎新聞の元旦紙面で玉木学園理事長の鬼塚謹吉が長崎県民の皆様にご挨拶をさせて頂いております。
今年のテーマは「リーダーが語る、次代の長崎」ということで、地域活性化への思いを語りました。
ご一読賜りますと幸甚です。
https://www.nagasaki-np.co.jp/interview/83510/
玉木学園 理事長
鬼塚 謹吉
「共育」「実学」で地域貢献目指す
女性の社会的自立を目的とし、玉木リツが長崎女子裁縫学校を創設して132年。「実学尊重」を礎に、時代のニーズに応えながら当学園は進化してきました。現在は、長崎玉成高校、同校への進学を前提とした附属中学部、長崎医療技術専門学校を柱に、個性的なカリキュラムを展開しています。
高校の普通科には発達の偏りや心因性の不登校などの問題を抱える生徒のための「共育コース」を設置。少人数・2人担任制で生徒一人一人の能力や適性に合わせた体制を整えています。共育コースは2010年に設置しましたが、その後入学希望者が増加。学校生活が困難な生徒をより早い段階で受け入れる必要性を感じ、中学部を開設しました。
「入学金ゼロ」にしたのは、経済状況に左右されることなく、子どもたちが平等に学べるようにするためです。教員の努力もあり、保護者や小中学校から「子どもたちを大切に育ててくれる」と、多くのお褒めの言葉をいただいています。このほか5年一貫教育で看護師国家資格取得を目指す衛生看護科をはじめ、医療福祉科、調理科があり、社会での実践力を育む設備や環境を充実させています。卒業生は就職先での評価が高く、引く手あまた。今後も良い人材を地元へ送り出します。
長崎医療技術専門学校は今年で30周年。長きにわたり地域の皆さまに支えられてきたことに改めて感謝しています。現在も清掃活動やイベントなどに定期的に取り組んでいますが、これまで以上に地域に恩返しをしていく所存です。地域と共に育ち、地域に貢献する学園を目指しています。