創立30周年記念式典・講演会を開催しました。
本校は11月9日(土)、ますみ記念館大ホールにて、学校創立30周年を祝した記念式典・講演会を開催しました。
式辞を述べる 鬼塚 謹吉 理事長
式辞を述べる 淡野 義長 校長
(30周年を迎えて 校長 淡野 義長 )
本校はおかげさまで創立30年を迎えました。
時代の荒波にもまれながら、本校が30年の歴史を着実に積み重ねることができた原動力となったのは、長崎大学医学部や200を越える実習施設、関係機関の皆様や教職員たちの努力、何より創立者の志を医療現場で体現している一人ひとりの卒業生たちの思いにほかなりません。
30年の歴史の中で紡いできた「絆」と高い志を持つ者同士の「縁」があってのことと深く感謝しています。
開校以来、高齢化や少子化の加速など、社会構造は大きく変化し、それに対応する医療・福祉政策もさまざまな変遷を経て今日に至っています。
リハビリテーション医療においては体制整備を含めて飛躍的的な発展が図られ、今後もその重要性はますます増していくことでしょう。
これらを踏まえて、今後は教育と臨床のさらなる連携を模索すべく連携強化病院・施設契約を進めます。
臨床現場をより身近にすることで、学生は早期から職業感を育む機会とし、教員も契約機関へ出入りすることで一層の臨床力を向上や、学内での教育への反映します。
また、学生と教員が同じ臨床の場での共体験が増えることで、より一層共感した職業観の育成に寄与するものと期待しています。
さらには、教員が卒業者と臨床の場を共有することで、育成のサポートを学生時代のみに限らず、臨床における育成にも拡大し、より連続的なキャリア育成に関わる機会が増えていくことになります。
このように、学校から臨床の場まで、切れ目のない連続性のある成長を、教員も共有していきたいと考えています。
これまで、長崎医療技術専門学校をっ育ててくださった関係各位、教職員、同窓生各位に感謝申し上げますと共に、今後、更に年輪を重ね、地域医療に貢献する人材を育成してまいりますので、引き続き皆様にはご支援ご協力お願い申し上げます。
式には、在校生や卒業生のほか、実習病院関係者や玉成高校の衛生看護科や医療福祉科も参列しました。
特別講演ではロサンゼルス五輪 男子体操金メダリストの森末慎二さんが登壇
リハビリテーションで掴んだ金メダルと題した講演は大盛況でした。
他ではぜったいに聞けない、金メダルと銀メダルをぶつけた音を披露されました。
淡野校長との対談でも、森末節がさえわたり、会場は大きな笑いに包まれていました。
午後からは、卒業生4人が壇上に上がり、現在の活動やこれまで取り組んできたことについて発表。
在校生は目を輝かせてトップランナーたちの話に耳を傾けていました。
理学療法学科12回生 吉田 大佑 さん(チカラ整形外科スポーツリウマチクリニック)
理学療法学科16回生 森 健次郎さん(本校専任教員)
作業療法学科5回生 村島 久美子さん(医療法人社団プラナタス 桜新町アーバンクリニック在宅医療部)
作業療法学科8回生 山口 健一さん(㈱ENTOWA、エフステージ白木)
森末慎二さんは金メダル、銀メダル、銅メダルを持参してくださいました。
永年勤続表彰も行われました。